銚子つりきんめの釣り方
銚子つりきんめはこうやって釣る!
銚子つりきんめは立縄(たてなわ)漁法と呼ばれる釣りの一種で漁獲されます。立縄とはサビキの仕掛けを大きくしたような漁具で、幹糸の一番下に鉄筋のオモリをつけ、途中に枝糸をつけて針をつなげます。外川地区の漁師さんは、大切な銚子つりきんめを釣り過ぎないように針の数は60本までと制限しています。
漁場は外川漁港からおよそ2時間、水深は300mから500mの海域です。銚子市外川漁港からは、およそ2時間かかります。広い海でも魚が釣れる場所は限られていて、漁場では漁船が密集して操業しています。
キンメダイを釣るための主な餌はスルメイカです。人間でもお刺身でおいしく食べられる急速凍結イカを短冊に切って針につけます。
漁場に着くと、海底にいるキンメダイの群れを探し始めます。長年の経験と魚群探知機等の最新の機器を駆使してたくさんキンメダイがいそうな場所を探し、仕掛けを投入するポイントを決めます。そして潮流などを計算しながら、深い海底にいるキンメダイの目の前に餌を落とします。すると、このとおり鮮やかなキンメダイが釣り上がってきます。
釣り上げたばかりのキンメダイは、まだお腹が銀色をしています。これをすぐに氷水でしめて鮮度落ちを防ぎます。このまま鮮度を保つことで、徐々に体全体が鮮やかに赤く染まります。このまま市場で選別されるまでしっかりと保冷されます。銚子つりきんめのおいしさの秘密はこんなところにも隠されています。